名言
受験シーズンから卒業式シーズンになってきましたが、なかなかコロナ禍から脱することができず、この第6波が収束しても新たな変種あるいは新種のウイスルが出てくるのではないかと不安になります。

生きていくために仕事をしたいのに、仕事もままならない。これからどうしたらいいのか、自分の気持ちをどう昇華させたらいいのか。そのような世の中で、卒業していく子どもたちに大人たちが祝辞として述べるとしたら•••

この2年間に「新しい生活様式」という表現が使われるようになりましたが、文字通り「過去の当たり前の状態」に「いつかは元に戻る」という意味は含まれないと考えた方が良さそうです。


■ 中谷彰宏『コロナ時代をチャンスに変える 新しい仕事術』
  • 「いつ終息するんですか」という質問を、よく受けます。それは考えなくていいのです。「いつ終わる」と考えることで、すでに「待つ」という受け身になっています。感覚としては、「これが終わって元の世の中に戻る」と思っているのです。そうではありません。新しい時代が、すでに始まっているのです。用意、スタート、バーンの「バーン」が聞こえている人と聞こえていない人とにわかれます。「いつ終わるんでしょうね」と言っている人は、「いつ前のように戻るんでしょうね」と言っているのです。これが終わって以前のような生活に戻ることをイメージしています。前の生活に戻ることはないのです。
  • これと似た現象が明治維新の時にもありました。明治維新が始まって最初の10年間は、「大政奉還で何かしたようだけど、そのうちまた武士の時代に戻るに違いない」と思っていた武士が大勢いました。彼らを西郷隆盛が率いて西南の役になったのです。一方で、海外を見てきた連中がいます。日本は江戸時代の間に、世界の中で260年間、時間が止まっていました。すぐになんとかしないといけない状況です。攘夷(じょうい)とか、ちょんまげとか言っている場合ではないのです。海外に行った連中は、世界の時間が進んでいる間に自分たちの時計が止まっていたことに初めて気づきました。ここで差がつくのです。今も同じです。
  • 「これが終わったら前のように戻るんじゃないか」と期待している「ちょんまげ」の人がまだいるのです。前の生活には戻りません。今の状況を楽しんだ者勝ちです。やっと遅れを取り戻したのです。コロナによって、敗者復活のチャンスが来たのです。敗者復活のチャンスを活かさないのは、もったいないです。政府を頼ろうとしても、政府はまだ「ちょんまげ」です。
  • 保健所は、メールで送ったものを手書きで書き直してファックスで送っていました。日本では何十年も前から「IT立国」と言いながら、いつの間にか何周遅れの国になっていたのです。IT革命は国が起こすのではなく、自分の中で起こします。自分の中で新しい時代が始まったことに気づけるかどうかです。社会の意識革命を待っていたのでは間に合いません。自分の意識が変わることによって、社会の見え方が変わってきます。これが大きいのです。
  • 社会を変えようということではありません。自分の意識を変えれば、社会の変わってきたところに気づきます。「あの会社は、もうこんな取り組みをしている」と思えるのです。自分の意識が変わっていないと、世の中の遅れているところばかり目につきます。「みんなは、まだこうしている」としか思えなくなるのです。世の中は、「遅れている部分」と「進んでいる部分」があります。進んでいる部分から置いてきぼりにならないように頑張るのです。
  • これがその人の時間感覚です。遅れている人を見るのではなく、進んでいる人を見ておくことです。「元へ戻ることを期待する」という感覚が、すでに違うのです。

そうなんです。シンプルに考えましょう。

社会を変えるのではありません、時代の流れなのです。

過去に体験したことない程に生活様式が変わってしまったのです。

その変化が「徐々に」ではなく「急激に」起こってしまったのです。

変わる社会に生きることは「新しい時代」を迎えることなのです。

迎える気持ちはしなやかなに「柔軟に生きること」が強さなのです。