静岡県人生区分
東日本大震災の発生からほぼ一年の歳月が経過しようとしています…

この期間に商工会議所青年部でも、仙台、塩釜、大船渡などへ復興支援として赴いたり、浜松でもできることをしてきたつもりです。
そして、その時々で思うのが、素晴らしい景観に恵まれ、その土地に住む人達の暖かさに心惹かれ、「今度は旅行で行ってみたい」という感情でした。 その思いを実現するために、このブログで紹介した「旅市」を眺めていたら
岩手県花巻市が宮沢賢治の故郷であることを改めて知り、東北地方に出張予定があったので、延長で「ひとり旅」をネット予約してみました。

実際に行ったのは2012年02月中旬ですので、季節感に若干のズレがありますが、私の「ひとり旅」体験レポートを書いてみます。

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初めて降り立った新花巻駅。改札口を出ると「旅市」というプレートを持った タクシーの運転手が歓迎してくれました。外は一面の雪でした。

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こういう旅は初めてなので驚きを隠せませんでしたが、いわゆる「観光タクシー」で観光地巡りをしましたが、運転手さんは土地の歴史や震災以降の状況などを親切に語りかけてくれ、次々と観光地を案内してくれて知識を深めました。ありがとうございます!

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新花巻駅に着いたのが昼時だったため、「道奥(みちのく)金婚亭」にてご覧の昼食をいただきましたが、 花巻市は雑穀生産量日本一とのことで「雑穀メニュー」とのこと…とても美味しかったです! 

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食事処を出ると「こちらへどうぞ」と「金婚漬」の手づくり体験をさせていただきました。 これが私がつくった「金婚漬」です…

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ちょっと時間をかけてタクシーで移動しましたが「宮沢賢治記念館」へ…遺品が多く、詩や童話、教育や農業など幅広く、そして奥深く、しかも個性的な活動を知ることが出来ました。

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続いては、宮沢賢治が父とよく訪れたらしい湯治場である大沢温泉の「山水閣」へ!

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大きく3つの温泉に入れますが、ご覧の通りの美しい景色を楽しみながらの入浴は初めての体験でした…

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ホテルへ移動かと思いきや「佐々長醸造」の味噌樽見学…ここの空間にはクラッシック音楽を流して酵母を活性化させているそうです!

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宿泊先である「フォルクローロいわて東和」に到着。

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夕食は、日本料理「かんだ」のミシュラン三ツ星シェフである神田裕行さんの監修で誕生した料理でしたら、この通りサラダだけでもバランスがいい!

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いくつかのメニューから私は「白銀豚のしゃぶしゃぶ」を選びました!

窓の外には雪のカマクラが…ひとりでボーッと眺めながらの食事は最高のひととき!

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チェックインの時に「明日の朝は7時フロントに来てください」と言われ、翌朝行ってみると生産農家さんが車で迎えに来てくれて椎茸のハウス栽培を見学させてくれましたが、聞いていない内容だったのでサプライズ!

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ホテルに戻ると、地産地消を意識したメニューでスタッフの方が笑顔で応対してくれました。

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いよいよチェックアウトですが、帰りは土沢駅から新花巻駅まで普通列車で行くことに。というのも、土沢駅は宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の始発となった駅だからです!
 
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初めての「ひとり旅」でしたが、こんなに多くの感動をいただき、東日本大震災からほぼ一年が経過して、いろんな体験をした地域であるにもかかわらず、皆さん笑顔で精一杯生きている姿を肌で感じることができ、一日でも早い復興を心から願っています  (PR by ブログタイムズ) 。

そして、今回のような「ひとり旅」を含め、 これからの観光はこうした着地型旅行をいかに成立させていくか、浜名湖観光圏も、お客様に感激と感動を提供しなければならないな、とたくさんの勉強もさせていただけたのは大きな収穫です。