ブランディングとは「直感」と「信念」のスパイラル・アップのこと?!
後輩からの依頼で、「ドーなる?!浜松の将来 21時まで生例会」という題目でのパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただきました。
予定していた90分はあっという間に過ぎ去り、もっと議論を交わしたい気持ちでしたが、パネラーの皆さんがそれぞれ考えを整理して語っていただいたので、落し込みとしては成功したと思います。
この日は、第一部に「マニュフェスト型首長選挙の検証」の結果発表がありましたが、市民でもまだまだ行政の取組内容について認識(関心)がないとも言える結果が出たり、市長のマニュフェスト達成度のアンケート結果も行政サイドと議会サイドでは乖離がありました。
とにかく、すぐに達成できる実施項目では意味が無いですし、チャレンジという意味では達成できていなくても一応の効果があるものなど、一概に達成度が高いから良いということではないはずです。
さらに「有形効果」だけでなく「無形効果」も評価するとなると、短期間では評価不能ということもあるので、「マニュフェスト型首長選挙」そのものが現実的なのかどうか、というのが率直な意見です。
さて、話は戻りますが、今回は浜松の活性化のために展開している活動の伝え方、伝わり方、伝える工夫、その効果と最終目標を語っていただくことを中心に、浜松ブランドの形成にどう影響しているか、またその価値があるのか、などを議論しました。
最後にコーディネーターとして総括を述べさせていただきましたが、「地域の見えない利益に大きく貢献しているのがブランド形成の役割で、地域が持つべき方向(特色)をさざ波のように伝えていき、気づいたらそれが大きなうねりになっているのが理想的」としました。
また私が個人的に参考にしている書籍から、ブランディングに成功した3つの共通点を伝えました。
もしかしたら、「直感」と「信念」がスパイラル・アップしていく活動状態の成果物が「ブランド」なのかもしれませんね。
ブランドのデザイン
著者:川島 蓉子
弘文堂(2006-08-03)
販売元:Amazon.co.jp
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ちょっと古いかもしれませんが、私は数年前に購入して、定期的に読んでいる本で、ブランド構築の考え方を学ぶには最良だと思います。
後輩からの依頼で、「ドーなる?!浜松の将来 21時まで生例会」という題目でのパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただきました。
予定していた90分はあっという間に過ぎ去り、もっと議論を交わしたい気持ちでしたが、パネラーの皆さんがそれぞれ考えを整理して語っていただいたので、落し込みとしては成功したと思います。
◆浜松ブランド発信へ熱く 民間主導に期待 - 静岡新聞 2010/10/23
浜松青年会議所(山崎貴裕理事長)は21日夜、10月例会を浜松市中区で開き、「浜松ブランドの発信」をテーマにパネルディスカッションを行った。山崎理事長、浜松餃子(ぎょうざ)学会の齋藤公誉会長ら4人でパネリストとなり、浜松の魅力を内外に伝えるための情報発信策について意見を交わした。コーディネーターはサゴーエンタプライズの小野晃司社長が務めた。齋藤会長は学会の活動について「まちづくりのために餃子を素材にしているだけで、対象は何でも良かった」と強調。情報発信を成功させる要素として「浜松に対する思い、働きかけの工夫、継続性」を挙げた。山崎理事長は新たなブランドづくりについて「ほかにはないものでないとブランドにならない。新しいものを生み出すのは難しいが、みんなで知恵を出し合えばできる」と意見を述べた。関イチロー市議もパネリスト席からブランドの掘り起こしや発信について「行政が先頭に立つより、市民が楽しみながら若者のノリで行う方がいい」と民間主導の取り組みを期待。市広聴広報課でシティープロモーションを担当する鈴木久仁厚主任は「市は餃子学会の活動に一銭も出していない。でも汗はかく」と発信支援の姿勢を示した。
この日は、第一部に「マニュフェスト型首長選挙の検証」の結果発表がありましたが、市民でもまだまだ行政の取組内容について認識(関心)がないとも言える結果が出たり、市長のマニュフェスト達成度のアンケート結果も行政サイドと議会サイドでは乖離がありました。
とにかく、すぐに達成できる実施項目では意味が無いですし、チャレンジという意味では達成できていなくても一応の効果があるものなど、一概に達成度が高いから良いということではないはずです。
さらに「有形効果」だけでなく「無形効果」も評価するとなると、短期間では評価不能ということもあるので、「マニュフェスト型首長選挙」そのものが現実的なのかどうか、というのが率直な意見です。
さて、話は戻りますが、今回は浜松の活性化のために展開している活動の伝え方、伝わり方、伝える工夫、その効果と最終目標を語っていただくことを中心に、浜松ブランドの形成にどう影響しているか、またその価値があるのか、などを議論しました。
最後にコーディネーターとして総括を述べさせていただきましたが、「地域の見えない利益に大きく貢献しているのがブランド形成の役割で、地域が持つべき方向(特色)をさざ波のように伝えていき、気づいたらそれが大きなうねりになっているのが理想的」としました。
また私が個人的に参考にしている書籍から、ブランディングに成功した3つの共通点を伝えました。
- 「自らの美学」と「受け手の共感」
- 「世界に通用する方法」と「一人の心を打つ表現」
- 「開放的な枠組み」と「突き詰めていく価値観」
もしかしたら、「直感」と「信念」がスパイラル・アップしていく活動状態の成果物が「ブランド」なのかもしれませんね。
ブランドのデザイン
著者:川島 蓉子
弘文堂(2006-08-03)
販売元:Amazon.co.jp
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ちょっと古いかもしれませんが、私は数年前に購入して、定期的に読んでいる本で、ブランド構築の考え方を学ぶには最良だと思います。
コメント
このような例会は初めて開催したのではないでしょうか。少なくとも私が入会してからは初の試みです。もっと早く開催するべきであったというのが率直な意見です。
顔を見れなくて残念でした。このテーマは確かに珍しいのですが、そもそも政策定言的なことにはJCは扱うことが少ないからかもしれませんね。これからはもっと関わり、活動内容も情報公開していくべきだという話も総括でさせていただきました。
とても大事だと思います。
とかく、地方のプロモーションを見ていると、
地域の人々の活性化に目が行過ぎていて、
「思い込み」のブランド構築を感じたりするものです。
ブランドはあくまでも「受けて」側の実感値です。
ホントは、構築するなんておこがましくて、
自然と「ブランド」が形成されるものなのかもしれないし。
最近、プロシューマーの活躍が漏れ聞こえています。
(某企業では、プロシューマー事業部が有るほど)
JCなどの団体の場合は、この機能を活発にする意義があると思います。
浜松にいらっしゃった方々、行こうかと考えている方、
「どこか」に行こうかと思う方、などなど、
「受けて側」の声を真摯に集め、分析する事も重要です。
プロシューマーという概念は大切ですね。
プロダクトアウトではなくマーケットインという言い方もありますが「地域らしさ」が単なる「地域のモノ」というのではどこにでもあるわけです。
旅行者が行ってみたいと思える地域や消費者が食べてみたいと思えるグルメを考えるなら、行ってみたい、食べてみたいと思わせる地域や企業の工夫や努力が必須かと思います。
そういう意味では、B級ご当地グルメの代表格である富士宮やきそば学会の「安い・うまい・珍しい」の3拍子を大切にしている基本姿勢は成功の裏付けにも聞こえます。
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