山田卓司
8月13日〜31日ザザで開催しているので必ず見に行きましょう!

ということで、昨日のオープニングに行ってきましたので、その内容をリポートしたいと思います!

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まず会場は、ザザシティハママツ中央館の4階です。

ちょっと狭いスペースに感じますが、入場料が無料ですので、足を運んで見る価値は必ずあります。
ポスターにも使われている下の写真は、実際に作品が展示されてます!

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ここで、山田卓司さんのプロフィールを勉強してみることにします…
  • 山田卓司 (プロモデラー) - Wikipedia
    プロデビュー以前より、タミヤ模型の主催する「人形改造コンテスト」の常勝メンバーとして名を馳せる。TVチャンピオンプロモデラー選手権(よく名前が変わる)で最大3連覇、5回の優勝を飾っている。その情景を切り取るセンスのよさから「情景王」の異名をとる。また、世界的な模型コンテストユーロミリテールで、1995年クラス15(情景部門)において、金賞を受賞。2006年には、浜松市美術館にて個展を開催。プラモデルやガレージキットなど、既成のモデルを利用したジオラマ作品が美術館の企画展として開催されるのは異例の事である。 
という説明を読むと、今回の無料展示には強い意気込みを感じますよね。

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山田卓司さんの右側に写っているのが、公式サイトにも書かれている「山田卓司館(仮称)をつくる会」の発起人であるアーキムーンの内山純平さんです。
この会が興味深いのは、その目的が「中心市街地活性化」ということ。

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クリックすると拡大表示しますので、興味ある方はお読みいただければ主旨は理解できるはずです(色が暗めでスイマセン…)。 
それでも「なぜ山田卓司館が中心市街地活性化につながるのか?」という素朴なギモンが湧くと思いますが、私なりの理解は以下の通りです。

井上ひさしがかつて
  • 「文化」とは売り買いできないもの(輸入、輸出ができない)
  • 「文明」というのは、売り買いできる(輸入、輸出ができる)

という具合に定義を表現しているように…

まさに浜松から生まれた唯一無二の「文化」を街中に根付かせ、浜松市外から人を呼び込もう(内山さんは「観光地化」と表現しています)、という狙いだと思います。

さて、この展示会で発見できたものがあります…

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それは、最近忘れかけていた、人間の真剣な「眼差し」です。

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まさに、老若男女は問わず、全員が真剣に見入っている後ろ姿を見て、人間が持つ野性的な(本能的な)なにかを感じました。

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気づかなければ、単に懐かしい風景のジオラマを眺めている姿なのですが、妙に新鮮に感じたのは、最近はテレビやインターネットなど情報が氾濫している世の中で、じっと一点を眺め続けるという行為を忘れかけているのかもしれません。

最後になりますが、山田卓司さんと会話する中で、私の名刺を見て「青年会議所(JC)でお会いしましたね」と即座に思い出す記憶力にビックリしました。

確かに、私が浜松青年会議所(浜松JC)の理事長だった2002年に「はままつドリームウェイブ2002」という中心市街地活性化事業を開催したのですが、コンテンツの一部として山田卓司さんのお力をお借りしたことがありました。

これも懐かしさを感じる話題でもありますが、ちょっとした出会いを大切にして、しかも数年前のことも覚えている一面に、山田卓司さんの深い人間性を垣間見た気がします。どうもありがとうございました。

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著者:山田 卓司
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ということで、感想が長くなりました。 

  • 山田卓司館(仮称)をつくろう!! 会議
    日時: 2010年8月22日(日)16:00〜18:00
    場所: 浜松市民協働センター 第1研修室
    主催: 山田卓司館(仮称)を作る会
繰り返しになりますが、興味がある方はぜひ参加してみてくださいね〜!