地震など大きな災害時に宿泊施設を提供する協定を結んだ記事が中日新聞に掲載されましたが、鈴木市長の横(右端)は私です。
浜松ホテル旅館協同組合が16日、地震などの大規模災害時に宿泊施設を提供する協定を浜松市と結んだ。小中学校などで避難所生活が難しい高齢者や障害者ら要援護者を受け入れ、市外から応援に来る自治体職員やボランティアも宿泊できるようにする。〔中日新聞 2009/11/17〕
今回の協定を結ぶ目的は、災害があった場合の対応策を浜松市と一緒に考えていくもので、業界全体で宿泊施設を提供する災害時協定を市町と結ぶのは県内初となりました。
もちろん災害はないことを望みますが、いつか起こる前提で対策を講じることは都市機能としても必要なことだと判断しました。
コメント
阪神淡路大震災を経験した身としては、こういう公&民の協力のニュースは嬉しいことです。
当時、私の勤務する大学も避難所になりました。教室の固い床で高齢の方や具合のよくない方が寝ているのはかわいそうでした。
一方、有馬温泉などが無料で温泉に入れるようにしてくれたりしたのも温かい計らいで、ありがたい記憶です。
静岡県域、特に浜松は東海沖地震への対策は行われてきていますが、実際に起こったときの避難場所の確保や救助ボランティアの受け入れ時の宿泊場所の確保が具体的に示されていない部分があります。
発生時には従業員などホテルスタッフはどういう行動を取るべきか。
宿泊しているお客様を一刻も早くお帰りいただいた後は、一度帰宅して家族の安否確認を行い、こうした復旧への体制づくりへの協力がスムーズに移行できるかどうかです。
こうした事前準備は2次災害の誘発を最小限にすることができると想定されます。
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