大学時代の恩師である村木征人先生の退官祝いに行きました。
筑波大学を退官される村木征人先生は、メキシコオリンピックとミュンヘンオリンピックに三段跳の選手として出場しただけでなく、数多くの日本記録保持者を育てるなど、日本陸上競技界の跳躍競技における理論と実践の一時代をつくりあげた功績者です。
この日だけでも、山下訓史(三段跳)先輩、阪本孝男(走高跳)先輩、吉田孝久(走高跳)君、橋岡利行(棒高跳)先輩など、日本陸上競技の歴史に名を連ねる人が村木先生を祝いに集まりました。
上の写真は、主に走高跳と浜松周辺の元選手ですが、ほとんどが日本一を経験していますし、私も在学中には公私でお世話になり、日本インカレで優勝できた背景には村木先生の卓越した理論と哲学に他なりません。
下手は上手に学び、上手は下手に学べ
この日の最後に先生が残した言葉のひとつです。
下手(へた)な人は上手(じょうず)な人の動きや考えを見て真似たり、学ぶことが大切なだけでなく、実は上手な人こそ下手な人の動きや考えに対して「こうしたらもっと上手くなるのでは」「こうだから上手くいかないのでは」という分析を行うことで、双方が存在を認め(どちらも大切な存在)、全体を高めていける(みんな大切な存在)、と理解しました!
これからは法政大学で活躍される予定とのことですので、さらに陸上競技界のレベルアップに向けて頑張ってください。感謝☆
さて、会場を後にして、同時の仲間たちと懐かしの競技グランドを見て帰ることになり、20分ほど歩きました。
途中には、自分たちが住んでいた学生寮があったり、「あの頃」の思い出話で盛り上がり…
キャンパスに入ると雰囲気も伝わりますが、学生の姿がないことも重なり、(20年経っているので当たり前ですが)古くなった印象を強く感じました…
ここが4年間練習に明け暮れ、思い出いっぱいのグランドです!
一番仲良しだった走高跳の井上基史君と梅野昭一君とは、卒業以来ほとんど会っていませんでしたが、当時は毎日一緒にいただけあって、別れが惜しく感じました…
そして、正直に元気が出ました!!
今日は過去の話が多くなりましたが、生活の全てを陸上競技に賭けていた自分を誇りに感じ、いま頑張れるのも、お世話になった一流の選手やコーチの教えのおかげですので、また陸上競技時代のことは折を見て書きたいと思います。
コメント
会話や本など自分のとってよい言葉を
書き留める癖があります
先生の退官の際の言葉
深イイ〜言葉で投稿されてはいかがですか
早速書き留めさせて貰いました
陸上のお話楽しみにしております
村木先生は理論と実践の中に哲学を持って選手の指導にあたります。難しいことも多いのですが何かを達成した時に理解できたりします。またお伝えしたいと思います。
神谷さんは私の母校にいますが陸上部担当させてもらえないと言っていました。稲岡さんは用事があったようで欠席でした。
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