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先週の土曜は天然とらふぐ稚魚を放流する体験ツアーに参加してきました。
NPO法人はまなこ里海の会
公式サイトに書いてあるように、「はまなこ里海の会」は、浜名漁協に所属する漁師が中心になって立ち上げたNPO法人です。遠州灘・浜名湖一帯の環境保全浜名湖環境ネットワークの確立浜名湖ビジターセンターの設立を目指すなど、本気で魅力ある人達の集まりです。

ふぐ放流

この日は、弁天島海浜公園に行くとタンクの中には3万匹の稚魚が!

ふぐ放流

すごい数だけど、とにかく小さくてカワイイー (^^♪

ふぐ放流

このフグたちをポンプでくみ上げ、浜名湖へ次々と放流しますが、子供達にはバケツ一杯のフグの稚魚を手で放流する体験ができます。

ふぐ放流

その後は舞阪文化センターに戻り、興味深いフグの話を聞くことができました。
◆池田さん(浜岡温水利用技術センター)
 ・今日は生れて67日目のフグを3万匹放流。
 ・生まれたときは約3ミリ。2年後に成長して戻ってくる。
 ・フグ漁は10月〜2月。伊勢三河のフグ系群。
フグはこの日に3万匹を放流しましたが、あと1万匹程度しかしないそうですから、年一回の貴重なタイミングに立ち会うことができました!
◆鈴木さん(静岡県漁業士会、浜名漁協)
 ・昨シーズンは38トン水揚げ。傾向はなし。
 ・浜名漁協は平成5年から放流事業を開始。
平成5年から10年までは外海(沖)まで出て放流していたが、(生育環境の良さからか)多くが浜名湖に戻ってきてしまったそうで、それから浜名湖でこのような放流になりました。

最後に、稚魚は一匹当たり40〜50円で、回収率は7%くらいで投資としては元は取れやすいそうです(笑)!

この体験ツアーを事前に告知して、浜名湖の良さを感じていただければ、冬場には必ず「遠州灘天然とらふぐ」を食べに戻ってきてくれるでしょう。ちょっと少ない参加者を見て残念に思いましたが…

ふぐ放流

こうして「はまなこ里海の会」では、子供達に自然の魚を触ってもらい、生命の大切さを知ってもらう事業のひとつですとして、他団体のイベントに出張(有料)することも可能だとのことです。