米国スタンフォード大学でのスピーチは歴史に残るでしょう!
少し前のことになりますが、2005年6月12日に行われた米国スタンフォード大学(Leland Stanford Junior University)卒業式でアップルコンピュータ社の創立者のスティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs)氏が祝賀スピーチを行った時の翻訳を改めて読む機会に恵まれました。
正直言って、日本語に訳されている文章にもかかわらず、まるでその場で英語のスピーチを聞いているような、ジョブス氏のカリスマに引き込まれる自分に「ふっ」と気がついたほどに素晴らしいものです。
まずスティーブ・ジョブス氏の経歴についてはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の説明をまず読んでおくことをお勧めします。
これによると、1997年に暫定CEOに就任してからは「世界で最も給与の安い CEO」と言われている(年間1ドルしか受け取っていない)そうですね!
かつてはマウスによるGUI(Graphical User Interface)とTTフォントを導入されたMacOS 搭載のマッキントッシュ(Macintosh)を開発し、アップル社に戻ってか らiMACやiPODをヒット させるなど、ヒット商品の開発に成功し、業績を回復させました。
こうしたスティーブ・ジョブズの経営手腕はときにして悪く言われることもあるようですが、すべては結果を出す過程での話であり、結果を出せるのは自分であるという信念が背景にあると信じています。
iPod nanoを米Apple Computer報道関係者向けイベントで紹介した時の逸話です。
ジョブズが履いているジーンズのポケットが大きく映し出され「このポケットはiPodを入れるためにあるもの」とコメントしたそうです。
その直後に
「ポケットのさらに内側にあるこの小さなポケット(コイン入れ)は一体何に使うのか いままでわからなかったが、このポケットはこれを入れるためにあったんです」
と語りながらiPOD nanoをジーンズのポケットから取り出して上写真のように披露したと言われています。
このプレゼンテーション能力の高さは何なんでしょうかね!?
さて、本題のスピーチですが、原文(英語)はスタンフォード大学HPに掲載されています。
話のクライマックスで出てくる「Stay hungry. Stay foolish.」の「Whole Earth Catalog」ですが【aki's STOCKTAKING】に写真が載っています。話に出てくる病気のことは、この記事の頃であり、社員への気遣い(配慮)を感じる内容となっています。
ん〜、いづれにしても、天才を感じるカリスマ経営者です。
未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り 返って繋げることだけなんだ。
その時の努力があってこそ、いまの自分があると思うと「点と点のつながり」を感じざるを得ません。
人生に無駄なことはないんですね! 偉大なる経営者に感謝!
コメント
コメントありがとうございました。ジョブスのメッセージは、過去を振り返った時に全てを肯定的につなげること、いまの全てが大切な時間となる努力をしなさいということなんですね!
コメントありがとうございます。話の内容を日本語で読んでから動画は見ると、ちょっと書面を読んでいる棒読みの感じがぬぐえませんが、なかなかジョブスの話している姿なんか見れないので貴重だと思います。
良いスピーチですよね。
貰った気持ちを他のひとたちに繋ぎたいと思います。
お互いに頑張りましょう。
コメントありがとうございます。何かを見たり読んだり体験したりして感じた、あるいは学んだことは、多かれ少なかれ自分の周りの人たちに良い影響を与えていくことで、初めて活かしていくことですし、つながりに生かされている自分を見つけることになるんでしょうね!
今日の記事に貴blogの翻訳をリンクさせていただきました。
http://www.switch-mac.com/article/8937057.html
コメント&ブログ内でのリンクありがとうございました!
Jobsの考えは,これからの人生を強く生きる上でとても勇気づけられますね.
人生はいつでも変えられる,そう考えさせてくれますね.
私は,日々の活動で精神的に凹みそうになると,本文と訳文の両方を読みます.
どんな偉大な人でも人生に波はあるんだなと感じました。でもそれを乗り越える努力が次への道を拓くんだとジョブズは教えてくれたのかもしれませんね。
二度とない人生だから
志を高く持とう
愛する我がまちだから
夢をかたちに変えていこう
来年秋。もしかすると私も東北の、同じステージの上にいるかもしれません。
「二度とない…」のフレーズは最近はあまり使われなくなりましたが私も前から好きです♪コメントの意味は了解しました〜!
僕も小さい頃にMacに出会って、Mac雑誌を読みふけるような10代を送り、現在ヒューマン・インタフェースの研究をするに至っています。
onoさんと同様に、何かを表現して人に伝える、そういう喜びをMacは教えてくれました。今回のスピーチを読んで、そういう道具を作り出す人がどうやって形作られたかを知って、目頭が熱くなりました。
コメントありがとうございました。実は私もずっとMacの雑誌を買って読んでいました。「好きこそものの上手なれ」ではありませんが、なぜかMacの雑誌だけは留学中も英語でも自然と読めたんですよ(直感的なのでしょうか)!いづれにしても「Mac」は思い出がたくさんある言葉です。
TB、ありがとうございました!!
個人的には、「点と点がつながる!」という
くだりが一番のお気に入りです!
少し(この言葉にであうまで)出遅れてしまいましたが、
未来を信じて、「点」を増やしていきたい、
ちと、デスパレートなオヤジ:−)です。
コメントありがとうございます。「過去の点」が「現在の点」とつながっていることは、今を一生懸命生きることは必ず振り返った時に無駄ではないから頑張るんだというジョブズの卒業生への激励の言葉なんですね。「未来の点」が分かったら面白くないし、もし分かったらダイレクトな行動になるんでしょうけど、「未来の点」だけはつなぐことができない、という「努力が全て直接的に未来とつながるわけではない」という観点もジョブズならではだと思います。
何回読んでもいいですね。心に響きます。そして、勇気と希望が湧いてきます。
今回は“スピーチの録画映像”の存在を知り早速、拝見しました。感動が倍増しますね!英語は分かりませんが日本語訳で理解していますから問題ありません。その場で、講演を聴いているかのような臨場感溢れる動画でした。くじけそうなとき「心のくすり」として、小野晃司さんの日本語訳とスピーチの録画映像を利用させていただきます。
コメントありがとうございました。ジョブズの映像はなかなか見れませんよね!英語の原文を見ながら映像を聞くもいいかもしれません!
日本の経営者もこれくらい気の利いたことが言える人がでればいいのに、という気持ちでいっぱいです。
コメントありがとうございました。確かに日本人よりも欧米人の方がプレゼンテーションは子供の頃から教育されています。私も留学中には必ずグループでプロジェクトを組む課題があって、自分の考えを自分の言葉で上手く表現しないと意見が通らないという訓練が自然とされているのかもしれません。それにしてもジョブズがジーンズの小さなポケットからiPodナノを出した瞬間を見たかったです!
私も同業の端くれです。ずっと彼のファンでした。絶頂期も彼が会社から追い出された時も知ってる私には、いろんな彼の人生が折り重なり、感慨深いものがあります。
彼はカリスマと呼ばれているのかもしれないけど、何より素直でストレートな人ではないでしょうか。
だから読むたびにその人間性が伝わってくるのです。そしてそれが勇気を与えてくれることにつながる気がしています。
いつもコメントありがとうございます!昔からすごいイメージがあります。ネクスト社でのチャレンジやピクサーを創業して映画の新たな手法を確立した(成功した)時期など、なんとなく気にしていましたが、やはりiMacから始まり、いまのiPod旋風で完全に単なる経営者ではなくなっています。なかなか真似ができませんが、そんな天才でも苦労や努力があっての成功という意味では我々も学ぶことがたくさんあります。
『スティーブ・ジョブズ−偶像復活』の訳者としては、このスピーチに感銘を受けた方には、ぜひ、『スティーブ・ジョブズ−偶像復活』も読んでいただきたいなと思います。ジョブズの人生をもっとよく知ってからこのスピーチを読むと、さらなる感銘があるはずだと思いますから。
『スティーブ・ジョブズ−偶像復活』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492501479/qid=1131564596/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-1329388-4084368
実は私も感銘を受けたひとりなもので、上記の本の訳者あとがきでこのスピーチをとりあげました。
本当にすばらしい内容のスピーチですよね。何度も読み返してしまいました。
Stay Hungry Stay Foolishは
これからもチャレンジしてゆく勇気を奮い立たせてくれる噛みしめられる言葉になりそうです。
何度読んでも勇気をもらえるスピーチですね。
今を生きる事がベストに繋がるというジョブスの真摯な人生観はアッパレで、成功者としての奢りが感じられません。
「スティーブ・ジョブズ−偶像復活」も購入してみたい本です。
今後も寄らせていただきます。
コメントどうもありがとうございます。Buckeyeさんの『スティーブ・ジョブズ−偶像復活』は是非読んでみたいと思いますね!
僕も見習いたいです!
勝手ながら、この文章を使わせて頂きました。
と思うところがありました。(・∀・)
コメントありがとうございます。ジョブズの未来を見据えた現在から過去を振り返る視点は人を魅了し続けていますね。この世にないコンセプトを「かたち」に変えていく才能は歴史的な人物だと思います。
スティーブ・ジョブスの感動スピーチの翻訳をブログに残そうと検索していましたら、ここにたどり着きました。
スティーブ氏に匹敵するような文章が書かれたブログですね。小躍りするほど嬉しいです。
4年前の記事ということにも驚いています。
小野さまのブログにありました翻訳を使わせていただきました。大変感謝です。ありがとうございました!
歴謌�鋒�楡 闔髓? 髀瑜葹!
I think this is a great idea to transform this state-of-art text in a video, don't ?
コメントする