浜松商工会議所と浜松市は、浜松の全国的な認知度を高め、地域の一層の発展・充実に寄与することを目的に、浜松地域ブランド名として、「やらまいか浜松」を発表しました。
 

やらまいか」という言葉からくるイメージはどのようなものでしょうか?
 

商工会議所HPによると「『やらまいか浜松』は、全てのことに前向きに取組む先人の気質を受け継ぎ、地域資源を活かして独創性(アイディア)・技術革新・挑戦(こだわり)の精神によって創り上げる物・世界を総称する言葉であります」としています。

商工会議所の中山正邦会頭からの発表に続き、北脇市長が「浜松地域ブランド名」を決定した背景などを2005年9月12日の記者発表で話したようですが、その内容が浜松市メールマガジン(第149号)に掲載されていますので紹介します。
 


 この地域の発展を図っていくためには、都市そのものの魅力を発信していくことが必要だと思います。併せて、この地域の優れた産品やサービスなどを発信していくことも不可欠です。市では、この7月1日に12市町村が合併して新しい浜松市が誕生したこと、そして、平成19年4月に政令指定都市への移行を目指しているということをとらえて、浜松市そのものを売り出していこうという「シティプロモーション」に取り組んでいるわけでございます。
 一方、商工会議所でも地域ブランド戦略に取り組んでいますので、行政と民間が連携を図りながら、シティプロモーションや地域ブランド戦略を進めていくことは、非常に意義のあることと考えているところでございます。そうしたことから、本日の「浜松地域ブランド名」の発表は、商工会議所と市の共同会見とさせていただいたわけでございます。
 さて、今の時代は、都市間競争の時代であるとよく言われます。魅力と活力があってそれを発信できる都市は発展していきますけれども、そうでない都市は停滞を余儀なくされるというのが実情だと思います。浜松市について言えば、工業や農業、または自然など都市の実力としては非常に大きなものを持っていると思うわけですが、その実力と都市イメージとの間には、やはりギャップがあり、浜松市の魅力の認知度はまだまだ十分でないと思っております。
 そこで、私ども浜松市としては、合併を機にそのギャップを埋めたい、都市としての実力や魅力にふさわしいイメージをつくり上げ、全国の皆さんに認知度を高めていただきたいと考え、シティプロモーションを進めているところでございます。
 具体的には、「やらまいかスピリッツ! 創造都市浜松から。」というキャッチコピーを採択し、職員の名刺に使用するなどいろいろな機会にこれを取り入れていくということを行っています。今回、商工会議所が発表した地域ブランド名は「やらまいか浜松」ということですから、市のキャッチコピーとはまさに同じ発想に立っていて、相乗効果があると考えております。
 また、キャッチコピーを用いて都市イメージの発信をしていく手段として、浜松出身または、浜松にゆかりのある著名人にお願いをして、「浜松市やらまいか大使」を引き受けていただいております。それと平行して、どなたでもボランティア的に参加していただくことができる、浜松の応援団「浜松サポーターズクラブ」についても、ただいま会員を募集しているところでございます。
 今年11月には東京で在京交流会を開催する予定ですので、そういう機会にも市としてのシティプロモーションを行うと同時に、この商工会議所の地域ブランドを活用し、地域ブランドとして認定された製品などの紹介ができればよいと思っております。
 これから、このように民間と行政が一丸となってこの浜松の発信をしていきたいと思います。それを商工会議所と私ども浜松市役所がその中心的な役割を担うなか、幅広く進めて行きたいと考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。


つべこべ考え込まず、まずやってみよう」という潔さであることであると思いますが、これからの浜松市を創り上げる若い力を積極的に活動していく上で「やらまいか」というあまり耳慣れない言葉でどれだけ惹きつけていくことができるのでしょうか。