宇都宮餃子が浜松市に来て、餃子を食べて美味しさを競い合う「交流イベント」をしましたよ☆
◆日本経済新聞社(2005年6月4日)
隠れた名産品であるギョーザを生かして地域を活性化――。静岡県浜松市中心部で飲食店の経営者などの有志が中心となり、「浜松餃子(ギョーザ)学会」設立の動きを7月から本格化させる。このほど準備会を設立。浜松ギョーザの定義を作ることや、浜松ギョーザを食べることができる店が一目でわかるよう地図の作製に乗り出す。浜松ギョーザの特徴はギョーザにゆでたもやしが添えられていること。「宇都宮などのギョーザに比べて肉の量が多いことから、脂を吸い取るために置かれ始めた」(準備会の山田晃通氏)という。市内にはギョーザ専門店が約30店、看板にギョーザの名前を出している店を合わせると100店に達する。準備会ではギョーザを食べられる店をまとめた地図を作製し、観光客などに配布することを計画している。地元に住んでいるブラジル人や海外からの観光客にも対応するため、英語やポルトガル語、中国語などの地図も作製する。
新浜松市合併イベントで行われた浜松餃子と宇都宮餃子のコンテスト。
反響が予想以上に多くてびっくりしました…。
確かに浜松市は、餃子の消費量が宇都宮に次いで全国2位と言われています。
「全国2位と言われている」という表現は、統計学的には県庁所在地がランキングの対象になるため、現在は浜松市はランクインしていませんが、この新浜松市合併で政令指定都市になるとランキング対象になるからです。
それから、浜松市内には全国シェア6割を誇る餃子製造機械メーカー(東亜工業株式会社)があることも背景にあるようです。
さて、今回は「浜松餃子学会」が主催で、宇都宮と浜松による「ぎょうざ対決」として開催されました。
審査員にはテレビでもおなじみの服部幸應氏が来場していただく、という流れで「対決」という表現となりました。
出店した10店の屋台(宇都宮から4店舗、浜松から6店舗)の前に、長蛇の列…。
このために用意した、約30,000個の餃子も、ほぼ売れ切れ大盛況となりました!
結果はズバリ、宇都宮の勝利!
個人的には、食べなれた浜松餃子が美味しいと思いましたが、宇都宮「ミンミン」さんが一番人気で「ぎょうざ大将」を受賞しました。
今回のコンテストの判定方法は以下の通りでした。
◆浜松餃子のお店と宇都宮餃子のお店が並んでいる中で好きなお店で餃子を買って食べる。
◆食べた餃子のお皿を美味しいと思った店名のゴミ袋に入れてもらいます(これを1票)。
◆それぞれのお店に投票されたお皿の数(得票数)で順位を競い合うというものです。
浜松餃子よりも宇都宮餃子の方が浜松市民には珍しさもあり、圧倒的に多く売れました。
食べ終わったお皿の数も絶対的に多くなり、票数カウント(絶対数)で宇都宮の勝ちとなったわけです。
そもそも、一皿に6個くらい入っているので、各々が食べても2〜3店ですので、比較するほど食べれないということもありますし…
このイベントは、とにかく「浜松は餃子が好き」ということを市民に知っていただくことが大切で、結果を重要視していません。
つまり、浜松市民にさらに「餃子文化」を浸透させ、「浜松の地域ブランド」のひとつとして名乗りあげることが大きな目的でした。
そして、宇都宮との【親睦】はあっても【対決】はあまり意識すべきではなかった、というのが実情です。
今後は「浜松餃子学会」が活動母体になろうかうかと思いますので、活躍されることを期待します!
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コメント
焼津の しのみやです。昨日は長時間に亘る会議お疲れ様でした。弾丸のブログを見て飛んできました。
黒壁紙にカラフルな写真が映えますね。またお邪魔します。
追伸 次年度事務局メンバーは5人ほどがブログをやってますよ。T会長は除く(笑)
コメントありがとうございます!黒色は目が疲れにくいという理由で採用していますが、どうも怪しいサイト(XXX系)に見えないこともないので時期を見て爽やかな色合いにするかもしれませんね(^^ゞ
ところで、宇都宮市役所と静岡県某市役所の市庁舎のデザインが・・・とても似ているのって本当でしょうか?同じ人が設計したからだそうですが・・・??
同じ静岡県民として、浜松にお邪魔したときに是非浜松餃子を食べてみたいと思います。私は東部の人間ですが、ご当地名物が広まるのはうれしい限りです。
浜松餃子と餃子学会の今後を楽しみにしています。
地域性があるからこそ生活に密着した食文化となっていくのでしょう。これからは食べ方や見栄えだけでなく「地産地消」というように餃子の具も地元食材が基本になるかもしれません。ところでカメレオン似の「餃子像」の写真見ましたがすごいですね!最近出来たのでしょうか?
それと市庁舎のデザインについてはまた調査しますねp(^^)q
でも、東京に住んでいる人間としては、ぜひこの浜松餃子は食べてみたいっ!
東京には出店されないんでしょうかねえ。
今後ともよろしくお願いします。
確かに餃子で特徴を出すというのは想像しにくいかと思います。富士宮ヤキソバも地域の人たちが一生懸命売っているイメージが美味しく思わせるという効果が大きいのかもしれませんね。これも地域おこし大切な要素です。浜松餃子は子供頃から「もやし付き」で食べているので最近注目されるまで知りませんでした。これも自分の土地を改めて知る意味で大切ですね。
毎日新聞の記事は(ゆでモヤシが特徴の浜松餃子で)「新市も闘志をモヤシている」と書いてあったの見逃さないところがさすがですね!またいろいろ教えてくださいp(^^)q
静岡って美味しい物がた〜〜くさんあり過ぎますね。
今日で静岡の旅食編の4編目・・(笑)
まだ書くことがてんこ盛り。
いつになったら観光編にたどり着けることやら。
ブログに書かれている『旅行情報誌「まっぷる」によると戦後まもない昭和30年代はじめ、中国からの引き揚げ者が浜松周辺でひらいた屋台餃子がルーツ。手軽さと珍しさから庶民の味として広まった。と書かれていました。』は新しい情報ですね。ありがとうございます。また『浜松餃子の特徴は、シンプルな具、さっぱり茹でモヤシが合う、タレを付けなくても旨い』なんですね〜。地元にいると気にせず食べるので「もやし」も最近知ったくらいです。また教えてください!
浜松餃子の「もやし」については意外性から注目されています。全国的には添えている店が多いと思いますがどうなんでしょうか!?個人的には子供の頃から「餃子のたれ」に「もやし」をつけて食べるのが好きだったから特定の店だけでなくある程度の割合で添えていると思いますが…。ここまで盛り上がるテーマでしたら何らかのかたちで調査できると面白いですね!またご意見、ご協力ください m(__)m
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