いま騒がれる市町村合併の大きな波は過去にもあるのはご存知ですか?

●明治の大合併(明治21〜22年)
↓ 全国71,314市町村→15,859市町村へ
●昭和の大合併(昭和28〜36年)
↓ 全国9,868市町村→3,472市町村へ
●平成の大合併(平成11〜)
  全国3,229市町村→1,000市町村へ

総務省のHP(http://www.soumu.go.jp/gapei/)によると平成17年7月1日現在で、日本の市町村数は2,352に減っています(申請ベースで平成18年3月31日には1,822市町村になる見込み)。



このように「いま」を生きる私達はこの合併を「あそこがやったから」などブームのように感じたり、「自分のまちがなくなる」ようなおおごとに考えがちですが、実は過去にも大合併時代があるわけで、その合併が時代に合った行政単位であるかどうかが論点であり、決して合併ありきではないことを忘れてはならない訳です。

今後は「政令指定都市」になった場合には、いくつかのメリットとデメリットがあるにしても生活圏、経済圏、あるいは文化圏を考えるとすでに形成されている枠組みであり、今回の合併はむしろ自然な流れであったのでしょう。

どうせやるなら「20世紀型都市の問題解決型合併ではなく21世紀型都市の創造を目指したビジョン」としてやるべきだと考えます。