鈴木修

最も尊敬するスズキ株式会社の鈴木修会長兼社長の課題意識の高さと実行力と言葉の重みに驚きを隠せません。


会社の規模は天と地の差があっても、経営者という立場では同じと信じれば、日本を代表する方の言葉は、どこか共感すれば、それを自分の立場に置き換えて考え、実践することが大切です。


今回は、中日新聞の2011年1月5日(水)から連載された「トップの決意」で鈴木修氏が語った「哲学からつくり直す」を読み、新年早々から訓示になる内容でしたので、紹介します。

  • 【今年はどんな年になるのか】
    今までの夢や実績、経験さえも忘れて、スズキをつくり直す年だ。昨年失敗したのは、経営の基本政策に対する反省に早く向き合わなかったこと。リーマン・ショックと円高のダブルパンチで「茫然(ぼうぜん)自失としていてはいかん」と、内なるコストダウンに努めた。だが反省してみると、スズキの経営哲学の一挙手一投足が既に常識ではなくなっていたことを痛感した。経営の基本理念を変えるのに1年あまりがかかった。2010年3月期の決算で二輪事業が赤字になり、走り回って気付いたのは、商品はじめ政策、経営の失敗だった。失敗を通じて、会社としての方向性と哲学をつくり直さねば、とはっきりと分かった。これは二輪だけでなく、四輪でも船外機にもいえる。さらに国内だけではなく海外でもいえることだ。
  • 【昨年はいろいろあったが】
    一難去ってまた一難の年だった。リーマン・ショックの影響に加えて、円高が急速に進行して、通常考え得ること以外のことが起こった。米国のマネーゲームで被害を受けたと感じていたが、昨年の円高が、自動車も『地産地消』の代表であることに気付かせてくれた。今までのやり方では、やってはいけないという反省した年だっただからこそ抜本的な改革を行う1年にしたい


紙面では、インタビューは続きますが、タイトル「哲学からつくり直す」にふさわしい段落のみを掲載させていただきました。


これだけ世界的な企業でも、成功している人でも、常に危機感を行動に変え、他責ではなく自責の念をもって経営に当たる決意を、しかも新年から、言葉にしている地域を代表する経営者を心から尊敬します。


そして、自分自身を振り返って、規模は違えど、レベルも違えど、向かう気持ちだけは負けないで、必死になって、経営に取り組まなければなりません!



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