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井門隆夫さんが発信する旅行形態の変化に関する記事が勉強になります。

かつてJTBで活躍された井門隆夫さんですが、様々な場面で旅館やホテルの新たな潮流ついて情報を発信されています。

今回の「井門隆夫の週刊日本の宿マガジン」というブログにて書かれている内容は、浜名湖が進めている浜名湖観光圏の事業において、また私の経営する舘山寺サゴーロイヤルホテルの商品についても、日頃感じている方向性への確信を与えてくれる記事でした。

潮目は「感動旅行」に向いた - 井門隆夫の週刊日本の宿マガジン
観光の潮目が完全に変わった気がします。これから、伸びる観光コンテンツは、「感動旅行」「一人旅」「日帰り旅行」。単なる「温泉旅行」は廃れるでしょう。もちろん、感動的な源泉が注がれる温泉や、一人旅を受け入れる旅館は別です。マズローの五段階欲求説の「食欲・性欲」といった第一欲求市場は、一定規模を保ちますが、人口減少とともに漸減していくでしょう。そのため、「露天風呂付き客室でいただく豪華料理」といったコンテンツにいつまでも縛られている旅館は、目先はよくても、お先真っ暗。なにかひとつについて、どこまで「とんがれるか」の勝負になります。一方で、なんらかの「自己実現」や「社会性(お互いの社会関係)強化」を目指す旅は、社会の「個」人化や情報の発展により、一層増えていくことでしょう。

浜名湖は、体験型あるいは滞在型の観光圏を形成しようと、昨日も浜名湖観光圏整備推進協議会の総会が開催されました。
観光圏事業については、計画の実践がまだ種まきの段階にとどまっている感は歪めないのですが、積極的な取り組みをするなかで、目的と手段を履き違えないように心がけ、効果の最大化を図らないといけないと思っています。
  • 行ってみたくなるコンテンツ(感動体験)として何があるのか?
  • 2泊以上の滞在に耐えられるインフラ整備がなされているか?
  • 個人旅行や一人旅でも受け入れられる施設側の体制はあるか?
言うは易く行なうは難しであります。

どのホテルや旅館も繁忙期こそ、その需要があるのに、その時期は従来通りの客層を狙い、手間がかかりそうな魅力ある「集客コンテンツ」が提供されていないからです。

そして、そうした活動や観光コンテンツは、ターゲットとするお客様に届いてはじめて、選ばれるかどうかの土俵に立つことができるわけですが、この「やっていることを付加価値として認知してもらう」には、発信ルートの新たな開拓と、わかりやすい表現を工夫するなど、従来とは異なる組み立てが必要だからです。

こうした状況では、取り組みが遅れたり、成果が出なかったりする観光地や観光施設は、井門隆夫さんが表現しているように「人口減少とともに漸減していくでしょう」となるでしょう。

単純に「団体旅行」から「個人旅行」へのシフトではなく、その「個人」の旅行形態や観光情報の集め方、旅行する地域や施設の選び方、旅行中の行動パターン、すべてが変化し、しかも人口構成の変化に合わせて展開をしなければならないということだと理解しました。

「どこまでとんがれるか」に全力で取り組みたいと思います。