アイトラッキング
人にはホームページの見方に傾向があるようですね…!?

前にヒートマップについて記事を書きましたが、クリック場所の傾向から最適化を図る意味でしたので、今回は、アイトラッキング(eye tracking)という、クリックよりも人の目線(目の動き)を追う技術について紹介します。

まずは動画で見るのが理解しやすいと思います。

この動画では、広告枠で一番高そうな上段中の Virgin SALE は、ほとんど見られていないことがわかる、と言っています!

こうしたデータを典型的なパターン(傾向)として整理することは、ネット広告の配置に役立ちそうですが、もちろんウェブデザインの構築に有益な技術となります。

Eye tracking study reveals 12 website tactics

これはアイトラッキング実験の考察をまとめた記事ですが、英語ですので、概要をまとめると以下の通りになります。

◆写真や図柄よりも「タイトル」に目がいく(特に左上)。
◆タイトルの最初の数文字を軽く見て読み続けるか決める。
◆その後は左上から下にタイトルの数文字のみで軽く流す。
◆しかもその時間は1秒足らず。
◆文字は小さめの方が集中して読まれる。
◆メニューはサイド(縦展開)よりトップ(横展開)が良い。
◆コンパクトな文節が望ましい。
◆広告は左上が一番良い場所である。
◆人気コンテンツの側にある広告が見られる。
◆画像広告よりもテキスト広告の方が見られる。
◆難しい概念を伝えるものは動画などが良い。

意外なのは、メニュー展開がトップに横で並べる方が良いという点と、文字は小さめの方が良いという点と、タイトルの最初の数文字で全てが決まるという点でしょうか。

アイトラッキング

別の記事には、実際に左上から左下の部分がエリア的には有効ですが、目線自体は上図の通りの順で移動するパターンを示しているようです。

だからこそグーグルやヤフーのクリック広告は、上部から右サイドが多く、いかに原則に則って配置しているのが分かりますよね(*^^