名言格言

タイトルに使っている「逆機能」という言葉、

社会問題論で使われるキーコンセプトのひとつだそうです。

逆機能(dysfunction)―― 社会システムの維持存続に貢献すべき部分要素が、その機能を適切に果たしていないか逆に脅かす作用をしていること。一九五〇年代から機能主義の一般化にともなって使われるようになった。たとえば、もっとも合理的とされる官僚制組織が「規則万能主義」「ことなかれ主義」「なわばり主義」に陥って硬直化した側面をみせるとき「官僚制の逆機能」という使い方をする。 source: Socius_社会学感覚06同時代の社会問題に関わる



最近は政治家や官僚の「忖度」という言葉が横行していますが、

かつて「官僚制の逆機能」を多くの場面で引用された時期もあり、


改めて「忖度」につながることも多く「なるほど」と納得します!

 
官僚制の逆機能 ロバート.K.マートン 「社会理論と社会構造

  • 訓練された無能: 規則に固執することによって変化した状況に柔軟に対応できなくなること。
  • 最低許容行動: 組織のパフォーマンスがあがっていなくても、「規則を守っているからいいではないか」という言い逃れの余地を与え、規則に従った最低限の行動しかとらなくなること。
  • 顧客の不満足: 常に規則を守る行動をとるということは、裏を返すと顧客のニーズに対応した行動はとらないということ。
  • 目標置換: 目的と手段が逆転してしまうこと。規則や組織を守ること自体が目的になってしまう。
  • 個人的成長の否定: 組織の効率性が強調されることによって「個人の成長」という側面は軽視される。
  • 革新の阻害: 自分の地位や既得権益を失うのではないかという意識から、改革は、組織のメンバーから強力に抵抗される。



良い「忖度」や悪い「忖度」は、あくまでも「症状」であり、

そこに賛否を寄せるだけでなく、

組織が彼らをそうさせてしまった「真の問題」を捉えなければ

解決しないと思います。

 

そこで「逆機能」の原因を冷静に分析して、

その根源を正す方法論を日本中の優秀な方々で考え、

実践することを論じるべきでしょう!