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なぜ企業や組織は成長しなければならないのか?

「売上が伸びないのは、不景気のせい」「もう少し資金力があると、思い切った策がとれる」など、外的要因にするのではなく、自分自身の姿勢や考え方に原因がある、という本です。

成長するものだけが生き残る
 (うえはらはるお著、サンマーク出版)

著者は、環境に優しい未来の発電システムと目される「海洋温度差発電」の世界的権威であり、300を超える企業の経営指導の実績を持つそうです。

発電と経営は見えにくい接点に思えますが、科学技術でも企業でも、成長するもの全てには共通する「成長の原理」があると書いてます。

成長するためには「成長しよう」という信念・意欲と明確な目標を持つことであり、その精神が脳を活発にして、創造力を発揮できるようになるそうです。

成長の原理」は以下の5つです。

創造・忍耐の原理: 成長力は、創造性と忍耐力をかけたものである。→成長には、創造力を高める努力とそれを維持する忍耐力が必要。
成長限界の原理: 成長する全てのものには限界がある。→限界点を見極め、対応することで、さらに成長できる。
並列進行の原理: 複数の要素を並列させて進行させていく。→単一の商品、取引先に依存せず、複数の事業を同時進行させる。
条件適応の原理: 成長物は、その内的条件と、外的条件とが一致した時のみ成長する。→市場が求めるニーズに企業の内的条件を適応させる。
分離・再結合の原理: 内的条件と外的条件の機能をそれぞれ分離し、お互いが適合するように再結合すると、成長物は成長する。→自らの強み、弱みを分析し、それらを再構築する。

この本では触れていませんが、ソフトバンク孫正義の「発明には3つのパターンしかない」という言葉を思い出しました!!

【1】水平に形を変化させてみる: ○→△→□
【2】組合せて付加価値をつける: 1+2=4
【3】世の中に無いものを生み出す: 0→1

世の中は発明を【3】とばかり思っているかもしれません。

ソフトバンクの経営を見ると、ブロードバンド、携帯電話など事業は明らかに【1】【2】に集約され、これは「顧客(市場)の視点に立った変化をし続けること」=「発明(成長の原動力)」と解釈できますね。

私は一人の会社経営者として、この人口減少社会やスタグフレーション経済において成長し続けることの厳しさは痛感しています。

身の丈を見極めながら、自らの強みを生かしながら忍耐強く頑張りたいと思います。