2006年07月11日

「レンタルお姉さん」という仕事

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レンタルお姉さん

社会現象でもある「ニート(学校にも会社にも行かないという人たち)」に対して、手紙や電話、訪問を通して交流し、新たな行動を起こさせようと奮闘する女性たちを「レンタルお姉さん」と呼ぶそうです。

レンタルお姉さん (荒川龍著、東洋経済新報社)

まず、この本の中で「経営者とニートはよく似ている」という言葉が妙に気になりました。

下記は引用ですが、「経営者は孤独」と昔から言われるのも、こういう分析をされると興味深い話ですよね。


傍目(はため)にはエネルギッシュな企業経営者たちも、実際には、いたたまれないほどの孤独感を抱えていたりする。可愛がってきた部下が辞めたり、ライバル会社に大きな仕事を奪われたりすると、経営者はまるで自分の人格を否定されたように感じて、人間不信になりやすい。それでも、多くの経営者は、会社でも家庭でも愚痴はこぼせない。それはニートが、家族にも胸の内を明かせないでいるのと似ている。どちらも自分を受け止めてくれる相手を切実に求めていて、そのくせ人一倍傷つきやすいから、結局は1人でやせ我慢を続けるしかない。経営者とニート、両者の孤独の底は案外つながっている。

彼女たちの目的は明確ですが、そのコミュニケーションのあり方(相手を否定せず、共感することから始める)は、対ニートに限らず、現代社会の対人関係に大きなヒントがあるのかもしれません。

レンタルお姉さんは、20代、30代のごく普通の女性(中には男性のレンタルお兄さんもいるようです)で、仕事は「ニートの若者と友達になることでなはく、彼らに自宅に引きこもる生活をやめさせ、就学や就労など新たな生活を始めさせること」で、「相手を引き出す道具に徹する」ことだそうです。

また、子供のニート状態を長期化させる親には、「子供の意思を尊重しすぎる」「表面的な親子関係を取り繕う」「親も会社以外に社会との接点を持っていない」「子育てに失敗した親だと思われたくない」といった共通点を挙げています。

詳細は本を読んでいただくしかないのですが、「言葉以外の何か」を伝える。つまり、相手を尊重し、一定の距離感を保ちながら付き合っていくことで「共感」をいかに引き出すかだそうですね!

経営者にもニート要素があるということは、逆に経営者はもっと「肩書きや言葉を超えて、人は人とつながれる」という確信を持てる環境を自ら持つことが大切であり、他人から必要とされる、他人とは違った生き方や他人の役に立ちながら、自分らしく成長していける場所を持つべきである、ということを示唆しているように思います。


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面白そうな本ですね。
経営者とニートの共通点。納得です。
尊重と共感。大事ですよね。
僕が常に大事にしている事として、
「リスペクトする」。
というのにも通ずると思いました。
Posted by yuu at 2006年07月13日 09:21
☆yuuさん
今回の記事はコミュニケーションの基本に立ち返ることの重要性を感じて書きました。携帯やメールの便利な機能に慣れると人と人の心理的距離が離れている現代への警告に感じます。とはいえ両方をやるのは大変ですね(^^ゞ
Posted by ono3535 at 2006年07月14日 17:16
私もレンタルお姉さんに来てもらいたいよ
Posted by 不二 at 2006年12月02日 01:35