地域ブランドを育て、発展させていく条件について、ブランドの資産価値などを研究する学習院大学の青木幸弘(経済学部教授)のコメントが日経MJ(2006年1月4日)に掲載されていました。

とてもポイントが分かりやすいので、観光まちづくりをしている人は必読です。

まず「地域ブランドが注目を浴びている中で、地元で愛されている特産品や観光地など地域の特性が際立っていることが前提であっても、それだけではブランド品になるわけではない」とし、「ブランドとは集約された情報」を意味していると説明しています。

地元で愛されている特産品や観光地など地域の特性が際立っていることが前提となるが、それだけでブランド品になるわけではない。ブランドとは集約された情報を意味する。商品の場合、大都市など消費者向けの『送り出すブランド』であると同時に、その商品を現地で求めたくなるような、『招き入れるブランド』といった双方向的な魅力が必要とされる。典型的な京都などで、そこに住みたくなるような情報発信力が重要だ。

さらに、地域ブランドを成功させる鍵としてバカ者、ヨソ者、若者の『三つの者』としているところに注目したいと思います。

ビジョン、利害の調整、そして選択と集中だ。ただこれは自治体がもっとも苦手とすることだ。ブランドが成功するには『三つの者』の存在が鍵を握ると言われる。一心不乱に目的に邁進するバカ者、冷静に自己分析するヨソ者、後継者となるワカ者だ。とりわけ継承することが重要なので、人材育成に力を入れる必要がある。

この言葉を聞いた時に、稲葉大輔君が代表をしている「浜名湖えんため」が発足する時の発想に似ていて(「三つの者」が揃っている)、いま話題の「やらまいか」映画プロジェクト(フィルムコミッション)や「遠州灘天然とらふぐ」ブランド立ち上げなどの事業展開も大きな花を咲かせる種まきの社会運動(まさに仕掛け人)なんだと関心するばかりです。

稲葉君については改めて紹介したいと思いますが、とりあえず若旦那のえんため道中膝栗毛というブログがありますのでご覧ください。

最近は静岡新聞の夕刊に寄稿が連載されていますし、浜松市民で最もニュース性がある有能な30代だと思います(とても身近な存在ですが、すでに遠く雲の上の存在となってしまいましたね) m(__)m