2005年8月31日に鈴木尚富士市長が、DMV(デュアル・モード・ビークル)という次世代型車両を使った新交通システムを、JR富士駅と新幹線富士駅間のアクセス改善のために導入していく意向を示しました。

050901DMV新交通「DMV」とは、道路と鉄路の双方を走行可能な車輌です。道路では、ゴムタイヤだけで走行し、鉄路では鉄の車輪とゴムタイヤを併用して走行するようです。このような夢の乗り物をJR北海道が実用化に向けて開発してます。

鈴木市長は、29日と30日とJR北海道本社を訪ね、来年迎える市制40周年の記念事業として、DMVのテスト走行を富士市内でも実施してもらうよう要請しました。JR北海道は「まだ試験段階で、どこで運行するかは未定」としているが、鈴木市長は「要望に対する感触は良かった。JR側と情報交換しながら、導入への具体的作業を進めたい」とのことです(静岡新聞2005年9月1日)。

浜松市ではLRTという言葉は耳にしていましたが、DMVは初めてですので少し調べてみました。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 デュアル・モード・ビークル(Dual Mode Vehicle、DMV)とは、JR北海道が開発している軌道と道路の両方を走る車両(バス)である。タイヤと金属車輪を持ち、30秒以下という短時間で走行モードを切り替える事が出来る。運行管理にはGPSを用いる。
 2004年にマイクロバスを改造した試作車が完成し、走行試験が行われている。2005年には2両を背中合わせに連結できる新型の試作車を製作し、同年秋に北見駅〜西女満別駅〜女満別空港間で実用化を前提とした走行試験を行う予定になっており、早ければ2006年度中に営業運転が始まる見込み。最小限の設備投資で路線を拡張できるとして、地方ローカル線や路面電車への導入が各地で検討されている。
イギリスでもシルバーティップ・デザイン社、ランカスター大学、ノーザンブリア大学などが共同して同じコンセプトの研究を進めている。

次世代に向けた「新交通システム」にはLRVなど他にもいろいろあるようです。また富士市については「都市交通整備とまちづくり」 〜マイカー依存社会からの脱却を狙う富士市の模索をレポート〜 にほとんど掲載されています。

国土交通省はこのような地域的な交通システムの形成について、中心市街地の活性化、高齢者等にやさしいまちづくり、都市内観光の振興等他の関連施策との連携を図り、相乗効果を発揮させながら推進していくことが必要であるとしてることを考えると、ただ単に鉄道が引きにくい地域への交通インフラ整備というイメージとは相反して、浜松市民にとっても非常に興味深い話となります(「LTRのある風景へようこそ」「街駆ける白馬」では判りやすく説明しています)。

|羶柑坡甲呂粒萓化:
 商店街を循環するコミュニティバスの導入、買物客によるにぎわいのある空間の創出を可能とするトランジットモールの導入、商店街とバス事業者とのタイアップによる商店街利用者への買い物割引券の導入等により、中心市街地の活性化に寄与する。
高齢者等にやさしいまちづくり:
 ノンステップバス等の導入やこれと連携したバス停・歩道等の整備、高齢者等がよく利用する福祉施設、商業施設、イベント会場等を循環するノンステップ型のコミュニティバスの導入とこれらの施設等におけるバリアフリー化の推進等により、高齢者等が移動しやすく、かつ、社会参加を容易にするような、高齢者等にやさしいまちづくりに寄与する。
E垰堝盍儻の振興:
 都市型観光地を抱えた都市において、観光案内と観光地へのアクセスに関する情報の一体的かつリアルタイムな提供、観光拠点循環型のバス路線の整備とこれに併せた回遊型乗車券の発行、観光拠点が集中する地区において観光客が自動車等を気にすることなく周辺の景観や買物等を楽しみながら移動できるトランジットモールの導入等により都市内観光の振興に寄与する。

浜松市も「オムニバスタウン」「P&R(パーク&ライド)」と同時に導入検討しているLRT(light rail transit)については「まちなかドキドキ作戦」でも説明していますが、「路面電車とLRTを考える館」が勉強になります。

050901LRT団体としては「浜松都市環境フォーラム」が燃料電池式LRT導入支援に力を入れていますが、上に書かれている3つのポイントを実現できる、さらには浜名湖を簡単に周回できる観光インフラとして検討を重ねて欲しいですね。