旅行予約サイト最大手の楽天トラベルと3位のヤフートラベルの覇権争いが注目されています。先日、ヤフーが2位のじゃらんnetと業務提携をしましたが、今度は楽天トラベルが国内外の旅行商品の企画・販売ができる「旅行業第1種」の登録申請を国土交通省に出しました。

楽天トラベルは、平成15年に国内最大の「旅の窓口」を日立造船から買収して業界首位になり、年間利用数は1,100万泊になるものの、第3種旅行業者のため、第1種旅行業者が企画した商品代行販売しかできずにいました。そのため収益性の低い手数料しか収入となりませんでした。これで独自の商品を企画して、料金も自由に設定できることになります。今後は国内の鉄道、航空などの乗車券販売に取り組み、宿泊券を付けたパック商品の企画を進めていくでしょう。

Yomiuri Online(2005年8月3日) 旅行予約サイト最大手の楽天トラベルは2日、国内外の旅行商品の企画・販売ができる「旅行業第1種」の登録を国土交通省に申請したことを明らかにした。
 自ら企画したパック商品の投入により品ぞろえを充実させるのが狙いだ。ヤフーとリクルートも同日、ヤフーの運営する「Yahoo!トラベル」から、リクルートの「じゃらんnet」の契約する宿泊施設を予約できるサービスを始めると発表するなど、旅行予約サイトの顧客獲得競争が激化している。
 楽天トラベルは、現在、1種の旅行業者が企画したパック商品の代行販売しかできない第3種業者で、収益性の低い手数料収入に依存している。1種業者になれば、自ら商品企画し自由に価格設定をできるようになり、収益力も高まるとみている。
 楽天トラベルは、今月中下旬には1種への登録が認められる見通しで、直ちに国内の航空や鉄道などの乗車券販売に乗り出す計画だ。将来は、乗車券と宿泊券を組み合わせたパック商品作りにも進出する方針だ。
 また、ヤフーとリクルートの新サービスは2006年1月から始める予定だ。ヤフーの契約する宿泊施設数は8500軒、リクルートは1万2000軒で、重複する施設を除いた合計の契約施設数は1万5000軒と楽天トラベルの1万7000軒に迫る。予約サイトへの月間アクセス数の合計(05年6月)は310万人と楽天トラベルの150万4000人を上回り、「国内最大級の予約サイトになる」(リクルート)。