浜松まちなか大バーゲン7月24日(水)静岡新聞に浜松市中心市街地で大、小店舗が統一ロゴで行われた「まちなか大バーゲン」の記事が掲載されました。

以前にもブログで取り上げましたが、駐車場や歩道整備など課題はあるが、手ごたえを感じているとのことです。

私も企画段階から行政(中心市街地活性化事務局)と話をしたことがありますが、郊外店を意識するのであればポイントは2つあると思います。

1つ目は、中心市街地は商業集積地として回遊性を楽しめるものにしなければ郊外店の方が便がよく、時間消費ということも含めても活性化への問題解決になりにくいということです。特にニューファミリー層にとっては『時間消費=無料(駐車場代)』を中心街でも実施できる方向性を持たないと外店舗の魅力に並ぶことにならないと思います。

2つ目は、学生層においても、この層は車で移動できないことから、本来は市街地で集まることが一番効率の良い遊び方であるはずです。しかも学生に とって「まち」で遊んだ楽しい記憶が浜松への愛着へとつながり、大学生などで一度は外へ出てもまた浜松に帰ってこようと思う動機付けにもつながるに違いあ りません。しかしいまの浜松はそのような刺激ある空間といえるのでしょうか?

いづれにしても「まちなか」の活性化への道は郊外店との比較だけではなくて、「都市間競争」というものさしがないと先が見えてこない気がします。例えば、浜松にないブランド品が欲しくなったら名古屋や静岡に行くことは難しい話ではありません。

ここで忘れてはならないのは、名古屋へ行くのは買い物だけでなく、その地の文化度を求めて行くことに等しいからです。この観点を充実させる目的がな いとバーゲン時にしか「まちなか」には足を向けないということになりかねません。各店舗の個性を重視する一方で、古いものと新しいものが混在して、風景そ のものが絵になる都市開発もポイントかもしれません。


■静岡新聞: 浜松市の中心市街地と、小売店で構成する浜松商店会連盟が1日から10日まで共同で「まちなか大バーゲン」を実施した。統一ロゴを使 い、共同で販売促進するという同市初で全国的にも珍しい試みによって、客の減少が叫ばれて久しい中心街は一時的ににぎわいを取り戻す成果を見せた。
 郊外型店舗にはない中心街の魅力復活へ。商業者主導のまちづくりへ着実に一歩を踏み出している。
  開催に至るまでは商業者同士の思惑や予算が絡み、スムーズには進まないこともあったという。だが、同市には昨夏、県内最大規模の郊外型大型店が登場し、人 の流出が加速。各店舗がどれだけ魅力的でも街全体で集客できなければ…と危機感が強まった。4月にアクトシティ、メイワン、遠鉄百貨店、サゴー、ザザシ ティ、浜松商店会連盟で構成する都心商業者共同会議が発足、実施に向け動きはじめた。
 セール期間を統一し、同じロゴを使用したポスターやフラッ グを掲出。CMも放映するなど共同で告知活動を展開した。その結果、参加店の多くは「共同販促が売り上げに直接結びついたかどうかは数字で出しにくい」と したものの、「にぎわい感はあった」と手応えを口にした。同じグループの市内2店舗目となる郊外大型店のオープン直後であることを考えると「売り上げが落 ちるのが当然で、例年並みなら十分成功」と言う関係者もいる。
 関係者の声をまとめるとCM、ポスターのインパクトが大きく、同時開催で回遊性を 高めたことが集客につながったとみられる。ただ、小売店の参加が少なく、「個々の店舗への事前説明が足りず、趣旨を分かってもらえなかった部分も」と関係 者は振り返る。反省を踏まえ、小売店には早ければ9月にも説明会を開く予定。街をイルミネーションで彩る「冬の蛍」とタイアップして販促を…と冬に行う次 回の「まちなか大バーゲン」へプランを膨らませている。
 店舗という「点」から中心街という「面」での活性化を推進するには、まず商業者が「中心 街で商売をやって良かった」と感じられるようにすることが必要だ。それには共同販促の継続実施でにぎわいを取り戻すことに加え、駐車場問題、歩道の整備な ど行政との一体的な整備も不可欠となり、今後の商業者らの動きに注目が集まる。